外壁塗装において非常に重要なのは、実は塗装の工程です。これは仕上がりや性能に大きく作用します。外壁塗装の際は、メッシュシートで家を囲われており、中々どんな作業をしているのかが分かり辛く、一般の方にはイメージが付きにくいと思うので、簡単に解説致します。

①足場を組む
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。①足場を組む

外壁塗装がスタートすると、まず最初に行われるのは足場の設置です。足場とは、職人が高所で塗装する為の作業スペースとなる部分になります。この足場設置には、おおよその目安で、丸一日が掛かります。

ここで注意しておきたいのは、足場業者の立ち入りと騒音です。足場は鉄の円管パイプで組み立てていくので、かならず”カンカンカン”という音が近隣に響き渡ります。その為、弊社では施工前に近隣の皆様への工事のご挨拶へ伺っておりますので、ご安心下さい。

②屋根・外壁の高圧洗浄
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。②屋根・外壁の高圧洗浄

足場の組み立ての翌日には、塗装をする前の作業として大切なポイント、家に付いてしまっている汚れ、コケやカビなどを落とす為に、高圧洗浄という作業を行います。

屋根・外壁・付帯部分を特殊な機会で洗浄します。この作業に丸一日が掛かります。何故なら理由は、一つ目は念入りに洗っているから時間が掛かるということ、二つ目は濡れた家屋に塗装する事が出来ないので、洗い終わった家を乾燥させる時間も含めると丸一日が掛かるので、大切な2つ目の工程とさせて頂いております。

③コーキングの打ち直し
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。③コーキングの打ち直し

約築10年前後でコーキングの劣化が始まってくるのですが、今の新築住宅で使用されている外壁材料を貼る時に、目地に充填されるのが「コーキング(シーリング)」といわれるものです。上の画像は、モルタルの外壁のひび割れ「専門用語でクラックと呼ばれる」を補修する際にも、コーキング工事を行います。

あまり専門的なことを言っても難しいので、簡単に説明すると、外壁材料をくっつけている部分の防水の役割や、ズレを吸収するという大切な役割も実は担っているのです。

実は、太陽の日々照り続ける光や、日本特有の気候による雨や風や地震などによって、微妙にズレたり、収縮したりすることがあります。この現象によって起こるズレを、伸縮性のあるコーキングが吸収し、微調整してくれているのです。

簡単に説明しても、コーキングが建築物に対して重要な役割を担っている事が、判っていただけたと思います。

④養生
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。④養生

養生とは、塗料が付着して欲しくない部分にビニールなどを使用して、保護をする事を言います。たかがビニールとテープを使って塗らない部分をカバーしているだけだろうと思われがちなのですが、こちらもかなり重要なポイントです。

実は養生貼りの作業というのは、大きく外壁塗装の仕上がりを左右する大切なポイントです。上の写真のビニールを囲むようにテープを張っている部分に注目です。曲がったりせずに直線になっているのが見て取れると思います。これこそ地味ながらプロの仕事です。

この綺麗なテープ張りが仕上がりの美しいラインを作り出すことを覚えて置いてください。これにはスピードでは無く、丁寧な作業が必要になるので、養生工程でもおおよそ1日掛かると考えておいてください。

⑤屋根・外壁の下塗り
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。⑤屋根・外壁の下塗り

ここでやっと塗装に入るのですが、まずは下塗りに入ります。下塗りとは、下地強化剤と呼ばれる専用の塗料で外壁面を均一にする効果や、上塗り塗料を外壁面と密着しやすくする効果があり、わかりやすく説明すると、あとから塗る上塗り塗料と外壁面の間の糊のような役目があるのです。

下塗り塗料は、上の写真の様に透明だったり、乳白色だったりします。ほとんどが色の薄い液体です。傷んだ外壁や屋根の場合には、驚くほど下塗りの塗料は素地にかなり吸収されていきます。この下塗りの塗料を、高圧洗浄を行った後のように、きちんと乾かす事がとても重要です。前記している通り、下塗り塗料は上塗りと外壁をくっつける糊の役目です。塗料を販売しているメーカーが指定した乾燥時間を守らないと、その効果が発揮されないので、時間が無いからといって、下塗りを乾かさず次の工程にいく事は絶対に行わないのが、弊社ベストパフォーマンスなのでご安心してご依頼下さい。

⑤屋根・外壁の中塗り
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。⑤屋根・外壁の中塗り

下塗りの次は中塗りに入ります。強化した下地の上に塗装を施すことになるのですが、理由としては、傷やヒビ・劣化などで痛んでしまった表面を滑らかにし、上塗剤の補強効果や定着効果を高める役割があります。

外壁の塗装プランでお色決めの際に選んで頂いた色の塗料を使用し、色塗り1回目というと判りやすいのですが、二度塗りする理由は専門用語でいうと、膜厚を付けるために行います。

この膜厚というのは、メーカーが定めたものがあり、その基準を満たす事により本来の力を発揮するといのが塗料の特性です。一度に大量に塗料を使用し膜厚を出そうとすると、見た目は乾いているのに、内部が乾いていないということがあるので、中塗りの工程を設けてしっかりと乾燥させてから、中塗りで膜厚を確保しています。

どんなに腕の良い職人さんでも色むらが発生してしまいます。原因は腕が悪いのではありません。それは塗料の性質上必然的にに起こってしまう事で、色むらが発生するので当然になるのです。

女性はお化粧をするので判りやすく例えると、コンシーラー等の下地と考えていただけるとイメージしやすいと思います。

⑦屋根・外壁の上塗り
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。⑦屋根・外壁の上塗り

中塗りの塗料がしっかり乾燥した後に、最後の仕上げの塗装として行う塗装作業工程が上塗りになります。中塗した塗料の上から塗装することにより、前記した膜厚が生まれ、色塗りのムラを防ぐ事もできます。

大切な資産を守る最終工程の仕上げ塗りになるので、丁寧に塗布致します。ココまで見ていただいた方は理解して頂けると思いますが、塗り終わった後の乾燥時間が必要になるので、こちらも丸一日かかる作業となります。

⑧雨樋、付帯設備塗り
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。⑧雨樋、付帯設備塗り

こちらは専門用語でいうと、付帯部といわれる部分になります。わかりやすい部分で工程名に挙げているのが雨樋です。ここはどうかなと思う部分があれば、プランを組む際にお気軽にご相談頂ければと思います。

この画像は代表的な例の一部になります。

⑨養生取り、確認
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。⑨養生取り、確認

ココまでくるといよいよ最終ステップに入っていきます。塗装の為に行った養生を取り除き、塗装ムラが無いか丁寧に確認していきます。

どんなに腕のよい職人が塗装を1人で行ったとしても、必ず塗装ムラが出たり塗膜が不足している部分が出てきたりするので、お客様の大切な資産を守るためには欠かせない工程になります。

⑩足場解体、清掃
福岡・佐賀の外壁塗装ベストパフォーマンス。⑩足場解体、清掃

いよいよ最後の工程、清掃作業です。いくら塗装が綺麗でも、後片付けなくして施工の終了はありえません。

意外と大量のゴミが発生するので、弊社で責任を持って処理をさせて頂いております。